嬉泉とは?


社会福祉法人嬉泉は、昭和41年の設立以来、発達障害児・者、特に自閉症の人たちへの支援の取り組みを展開してきました。長年にわたる援助活動は、利用者のケアに心理的な理解を基本として位置づけた実践を積み重ねてきています。今日では、援助対象者は幅広く乳幼児から成人、高齢者に至るまで自閉症をはじめとする発達障害児・者、肢体不自由を含む障害種別を問わないあらゆる発達障害児・者に及んでいます。    

法人本部では、以下の本部事業ならびに各事業所を統括するために「須藤福祉センター」として全職員を組織化し、法人事務や連絡調整、情報交換等を行い、嬉泉が全体として円滑に運営されるように機能しています。

○啓発・研修事業
 自閉症をはじめとする発達障害の理解をすすめるための啓発・研修事業をさまざまなかたちで行っています。
・啓発セミナーの企画・運営
 自閉症をはじめとする発達障害の人への支援について、現場実践と研究を結ぶことをねがい、昭和59年より毎年開催しています。特に夏に開催する「自閉症実践療育セミナー」は、石井哲夫所長と、前東海大学教授山崎晃資先生との共同企画により、社会福祉、教育、医療、行政などの分野から第一線で活躍されている人を講師に招き、実践・研究の紹介および実践事例を通したカンファレンスなどを行っています。
・研修の企画等
 よりよい支援を行うためには、人材育成が不可欠となります。本法人では、社会福祉施設職員、学校関係者、医療・保健関係者、行政機関担当者など、自閉症をはじめとする発達障害の人や家族にかかわる人を対象に、「支援者研修」を行っています。

○アトリエ・AUTOS
 アトリエ・AUTOSは、嬉泉が運営する施設で制作された作品を世に送り出すために作られた、新しい社会活動の拠点です。「AUTOS」はギリシャ語の「自分の意志で」という意味を持つことばからきており、「内に秘められたものを外に出す自発的な動き」を象徴し
 ています。これらの作品は、単によい作品を生み出すための技術的な訓練指導によってではなく、私たちが大事に考える「作者の自我の関わる」という療育的な援助を通して生み出されたものであることを主張したいと思っています。
 
○バザー
 毎年法人主催で「嬉泉バザー」および「嬉泉祭りバザー」を、東京と千葉でそれぞれ開催しています。より良い仕事への財源を得ることや、私たちの仕事をより多くの方々に理解していただくこと、また、卒園・退園された利用者とその家族や、旧職員など関係者が一堂に会し旧交を温めたり、近隣地域住民の方々をお招きしたりといった「交流」を目的としています。このバザーの運営は、後援会の協力を得て、職員が責任を持って行っています。

○職員研修
 嬉泉の職員研修は、日常業務を通しての基本的なOJT研修と、日常業務から離れて行うOff-JT研修とを両輪としています。OJT研修は、責任者クラスの職員が指導者となり、経験の浅い職員に対して利用者への援助技術等の指導を行うというものです。それは事例を通してスーパービジョンを行うというもので、単に指導者からの一方的な指導に留まらない相互交流に重きを置いています。またOff-JT研修も、外部の多様な研修への派遣や、講師を招く研修のみでなく、全事業所を挙げて行う療育合宿やバザーなどの全体行事の中で、職員が役割に沿った動きをすることによって、通常とは異なったスーパービジョン体制での新しい出会いや経験といったものが得られる機会となっています。

         
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