トップメッセージ

理事長ご挨拶

理事長 須藤祐司

理事長 須藤祐司

理事長ご挨拶

社会福祉法人嬉泉は、平成28年(2016年)に設立50周年を迎えました。
今から50年ほど前、日本社会事業大学教授、石井哲夫先生と初代理事長、須藤晃弘との出会いがあり、初代理事長が還暦を迎えるにあたり、私財を投じて「世のため、人のために尽くしたい」との想いと、石井先生の教育者としての「受容的交流療法の完遂」を目指す、自閉症児者への熱い想いが合致し「嬉泉」の誕生に至ったのであります。昭和40年、財団法人嬉泉子どもの生活研究所が発足し、翌年、昭和41年には、社会福祉法人の認可を得て以降、石井先生の福祉に対する情熱に感動し、想いを一つしにした方々の支援の輪が大きくこれまで発展いたしました。嬉泉の発展は、石井先生の自閉症児者に対する篤い想いからの発想であり、その想いは常に自閉症児者の幸せ、自己実現に向けたものであります。「自閉症児者の方々の人権が尊重され、それぞれが自分らしく社会参加できるようになること」その石井先生の想いを、石井先生の亡き後も、石井啓常務理事がしっかりと受け継いでおります。
今後とも社会福祉法人嬉泉職員一同、石井啓常務理事のもと、石井哲夫先生の精神を心に深く刻み、これまで築かれた嬉泉の仕事をしっかりと受け継ぎ護る覚悟をもち、心を一つにして精進してまいります。今後とも皆様のご支援、ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。

平成29年1月

社会福祉法人嬉泉
理事長 須藤祐司

常務理事ご挨拶

常務理事 石井 啓

常務理事ご挨拶

誰もが自分らしさを受け容れ合える社会を

私たち嬉泉の援助実践は、自閉症を始めとする「生きにくさ」を抱える人たちを支えて共に歩むということだと言えます。人間関係を作ることに困難の多い自閉症スペクトラム(発達障害)の人たちは、時としてどのように関わればよいか分からず、激しい行動障害の生じているときなど、どこから援助の手を差し伸べたらよいやら思い悩むことも少なくありません。それでも、まずは行動障害という言葉にならない訴えをも含めたあるがままのその人を尊重し、同じ人間として懸命に生きている姿に心打たれて、その態度価値を尊ぶ姿勢を援助者側の私たちが見せれば、どこかで心が通じ合い、共に在ることに安心感を抱いてくれるとも感じています。そこを出発点として、お互いに受け容れ合う関係、すなわち利用者を援助者が一方的に許容してなすがままにさせるのでもなければ、援助者側の価値観を利用者に押し付けて行動を統制するのでもない、相互交流によって利用者側の思いを汲み取ったり、援助者側が利用者本人のベストインタレストに基づく情報提供や提案をしたり、お互いの思いや考えの折り合いを付けたりといったことを行なうことこそが援助過程であり、またそうして合意による意思形成を行なうことが、所謂意思決定支援にもなるのだと思います。嬉泉の援助者には、その援助過程の実践に価値を置き、その実践を行なうことを自己実現とすることが求められています。そしてこのような受容的交流の立場に立った援助実践の目指す先にあるものが、誰もが自分らしさを受け容れ合える共生社会であると信じているのです。

平成29年1月

社会福祉法人嬉泉
常務理事 石井啓

嬉泉について

50年を超える嬉泉の歴史。当時はあまり一般的ではなかった障害者・児の分野において、家庭児童相談事業と自閉症児通所事業から始まりました。その当時子どもだった利用者と共に歩み、その成長に合わせて成人向け事業などを拡大していきました。また、その後の保育事業の開設により、より地域に根付いた社会福祉事業者としての役割を担っています。周囲の支援と需要に応えるべく進んできた嬉泉の歴史は、利用者と地域に寄り添って活動してきた証しとなっています。

嬉泉の沿革と歴史

昭和40年4月
須藤前理事長より、子どもの生活研究所の土地375坪と建物87坪、現金500万円の寄付を受ける。財団法人嬉泉子どもの生活研究所設立認可される。家庭児童相談事業始まる。すこやか幼児園開設。「すこやかグループ」と自閉症児のための「めばえグループ」をおく。
昭和40年10月
第1回嬉泉バザー開催。
昭和41年10月
社会福祉法人の認可がおりる。財団法人を解散し、社会福祉法人嬉泉子どもの生活研究所として発足する。
昭和41年12月
この年より、共同募金配分金を交付される。
昭和43年
日本自転車振興会より補助金を得て、本館建築が始まる。45年2月落成。
昭和44年
この年より知的障害の子どもたちのための「こぐまグループ」をおく。
昭和45年4月
常陸宮妃殿下の御来所をいただく。
昭和46年10月
東京都心身障害児通所訓練事業補助金の適用を受ける。
昭和48年10月
天皇陛下 御下賜金賜る。
昭和49年10月
第10回バザー開催。
千葉県君津市袖ヶ浦町の三ッ作、下新田、向原の土地53,651平方メートルを須藤福祉センター設立のため、前理事長より寄付される。
昭和51年4月
三菱財団の助成により子どもの生活研究所に自閉症児のためのプレイルーム「三菱館」完成。
日本船舶振興会より精神薄弱児施設袖ケ浦のびろ学園第1次建築補助金の交付が決定する。
昭和51年11月
中央競馬社会福祉財団・東京馬主協会より「子どもの生活研究所指導訓練通所施設増改築助成金」の交付が決定する。
昭和52年5月
第1回「ほほえみ賞」授賞式。
東京都、国より袖ケ浦のびろ学園第2次建築補助金の交付が決定する。
昭和52年11月
精神薄弱児施設袖ケ浦のびろ学園落成。12月千葉県より設置が認可され、事業が開始される。
昭和54年4月
嬉泉後援会第1回総会開催。
昭和55年4月
精神薄弱児通園施設子どもの生活研究所めばえ学園の設置が認可され、措置費による自閉症幼児の通所指導開始。
昭和56年6月
精神薄弱児施設袖ケ浦のびろ学園が、第2種自閉症児施設として認可される。
世田谷区障害児保育巡回指導開始。
昭和57年4月
新託児所「子どものへや」を設置する。
NHK教育テレビ「障害幼児とともに」(のちに「子どもの発達相談」と変更)の協力が始まる。
昭和57年9月
石川県保育所保母 国内研修受託開始。
昭和57年12月
日本自転車振興会の補助金を得て、袖ケ浦のびろ学園に短期宿泊を伴う相談施設「母子入園棟」を設置する。
昭和58年10月
東京都より精神薄弱児更生施設「袖ケ浦ひかりの学園」の設備整備補助金の交付が決定する。
昭和59年4月
精神薄弱者更生施設「袖ケ浦ひかりの学園」が開設され、年長自閉症児及び自閉症者の治療教育を開始。
昭和59年8月
第1回自閉症児治療教育セミナーをジーン・シモンズ女史を囲み、安田生命ホールにて開催。
昭和59年10月
第20回嬉泉バザー開催。
昭和60年1月
自閉症児治療教育セミナーを袖ケ浦のびろ学園で開催。
昭和60年5月
「嬉泉の新聞」第1号発行。
昭和60年9月
袖ケ浦ひかりの学園の職業指導が本格化され、製パン、焼き芋、機織り、陶芸、販売など多用な仕事開始。
昭和61年2月
嬉泉創立20周年記念パーティーを開催。
昭和62年6月
初代理事長須藤晃弘死去。
昭和62年9月
新理事長に須藤祐司が就任。
昭和62年11月
キリン記念財団の援助による選択指導棟完成。
昭和62年12月
清水基金の助成による農場休憩小屋完成。
昭和63年3月
日本船舶振興会の補助による選択的作業指導棟完成。
昭和63年8月
石井哲夫前常務理事、国際協力事業団(JICA)より自閉症治療教育の指導のため約1ヶ月間メキシコに派遣される。
昭和63年9月
袖ケ浦のびろ学園10周年記念祝賀会を袖ヶ浦と東京で開催。
平成元年3月
三菱財団の補助金を得て、袖ケ浦のびろ学園親子交流宿泊棟が完成。
平成元年6月
東京都共同募金会の臨時配分金及び、指定寄付により、袖ケ浦のびろ学園の大型バスを買い替え。
平成元年8月
昭和池田記念財団の助成により、袖ケ浦のびろ学園アスレチック遊具整備。
平成元年9月
グループホーム「蔵波台の家」開設。
平成元年12月
国及び東京都の助成金を得て、袖ケ浦のびろ学園大規模修繕工事竣工。
平成2年12月
袖ケ浦のびろ学園単身寮改築工事着工。
平成3年3月
社会福祉法人嬉泉創立25周年、子どもの生活研究所めばえ学園開設10周年記念式典を開催。
平成3年4月
板橋区立「高島平五丁目福祉園」(心身障害者生活実習施設)開設。
平成5年4月
板橋区立「赤塚福祉園」(精神薄弱者授産施設、心身障害者生活実習施設、精神薄弱者生活寮、心身障害者緊急一時保護)開設。
平成5年5月
袖ケ浦ひかりの学園強度行動障害棟落成式。
平成5年8月
東京都共同募金会の配分金を受け、袖ケ浦のびろ学園プレイルーム完成。
平成6年3月
日本自転車振興会より補助金を得て、袖ケ浦のびろ学園屋内温水プール落成。
平成6年7月
自活経験棟「前川記念館つづきの家」落成。
平成6年10月
第30回嬉泉バザー開催。
平成7年3月
板橋区立「高島平五丁目福祉園」委託終了。
平成7年11月
袖ヶ浦市長浦駅前に「ひかりのファーム・FORT」開店。
平成8年3月
グループホーム「蔵波台の家」廃止。
平成8年11月
社会福祉法人嬉泉創立30周年式典を開催。
平成10年3月
第20回嬉泉祭りバザー開催。
平成10年6月
袖ケ浦のびろ学園開設20周年記念祝賀会を開催。
平成10年7月
袖ケ浦ひかりの学園利用者の芸術作品集「AUTOS」が小学館から発売される。
平成10年8月
袖ケ浦ひかりの学園利用者の芸術作品展「アトリエAUTOS」を銀座ギャラリー青羅にて開催。
平成10年9月
袖ケ浦ひかりの学園が「障害児(者)地域療育等支援事業」を千葉県より委託される。
子どもの生活研究所改築工事着工。
平成11年1月
グループホーム「春のひかり」開設。
平成11年3月
子どもの生活研究所新園舎落成。
平成11年6月
「おおらか学園」「すこやか園」を開設。
平成11年12月
第1回外部研修合宿『ART合宿』を実施。
平成12年4月
福祉活動センター「よろこび」を開設。
平成12年8月
アトリエAUTOS作品展『SIX SENSES』を東京広尾のフミヤート・ギャラリーにて開催。
平成13年3月
すこやか地域子育て支援棟(三菱館1階)増築完成。
平成13年10月
アトリエAUTOS、メキシコのベラクルス州立大学パパンドラ自由美術学校、筑波大学付属聾学校造形芸術家との巡回共同展示会を東京、京都、神戸で開催。
平成15年1月
「東京都自閉症・発達障害支援センター(現・東京都発達障害者支援センター)」を東京都の委託により開設。
平成15年4月
地域生活支援センター「たのしみ」を開設。
平成15年11月
世田谷美術区民ギャラリーBにて世田谷区地域保健福祉文化推進事業世田谷区障害者アート展として『アトリエ・アウトス展〜自閉症その内的世界の表出〜』を開催。
平成16年1月
第1回高機能広汎性発達障害セミナーを開催。
平成16年10月
第40回嬉泉バザー開催。
平成17年4月
袖ケ浦のびろ学園・袖ケ浦ひかりの学園デイサービス事業開始。
平成17年6月
児童デイサービス「よろこび」事業開始。
平成18年3月
袖ケ浦ひかりの学園東棟増築完成。
平成19年6月
宇奈根なごやか園園舎落成。
平成19年7月
「宇奈根なごやか園」開設。
平成20年4月
「すこやか園分園(クジラ)」開設。
平成20年7月
清水基金の助成により袖ケ浦ひかりの学園選択的作業指導棟を改修。
平成20年9月
子育てステーション烏山発達相談室、成城発達相談室業務開始(世田谷区委託事業)。
平成20年12月
袖ケ浦市発達者相談支援事業に相談支援専門員を派遣開始。
平成21年4月
世田谷区発達障害相談・療育センター業務開始(世田谷区委託事業)
清瀬市子どもの発達支援・交流センター業務開始(指定管理者)
平成22年4月
子育てステーション桜新町発達相談室、梅丘発達相談室業務開始(世田谷区委託事業)
平成23年4月
「すこやか園分園(キリン)」開設。
平成24年4月
大田区立こども発達センターわかばの家業務開始(大田区委託事業)。
地域生活支援センターたのしみが袖ケ浦市蔵波台に移転。相談支援事業及び、児童発達支援事業を開始。
平成26年4月
大田区立こども発達センターわかばの家 相談支援事業を開始。
平成26年5月
前常務理事石井哲夫死去。
平成26年6月
新常務理事に石井啓が就任。
平成27年1月
子どもの生活研究所において相談支援事業開始。
平成27年3月
国及び東京都の助成を得て、袖ヶ浦のびろ学園大規模修繕工事完了。
平成27年4月
大田区立こども発達センターわかばの家全部門での業務開始(大田区委託事業)。
袖ヶ浦市福祉作業所うぐいす園事業開始(袖ヶ浦市指定管理者)。
平成27年10月
地域生活支援センターたのしみが、嬉泉福祉交流センター袖ヶ浦の敷地内に移転。同時に、児童発達支援センターヒツジを開設。
平成28年3月
児童デイサービス「よろこび」廃止。
平成28年9月
宇奈根なごやか園分園開設(現、鎌田のびやか園分園)
平成29年3月
世田谷区発達障害相談・療育センター業務委託終了
平成29年4月
鎌田のびやか園 開設
鎌田のびやか園分園にて世田谷区送迎保育事業開始