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自閉症実践療育セミナーへのお誘い
今まで22年間開催しつづけてきた社会福祉法人嬉泉のセミナーは、終始、自閉症という重篤な障害への療育実践を報告し、研究的・開発的な問題提起を行って来ました。今回の全体テーマ「ファンタジーと現実をつなぐ」は、広汎性発達障害(自閉症を含む)を理解し、療育的なアプローチを試みて行く際のひとつの仮説であり、ヒントであります。それは、私たちの長年にわたる臨床活動の中で、広汎性発達障害の人々は、「非現実的で幻想的な世界」を抱えており、日常の現実世界との間にある深刻な葛藤の中に生きているのではないかと考えるようになったからです。そこで今回のセミナーでは「ファンタジー」をキーワードに新しい療育の入り口を探し出し、その具体的な方策はどうあったらいいのかを探っていきたいと考えました。「基調講演」として、セミナー企画者の石井は、この仮説を提示するにいたった長年の自閉症臨床活動と、近年の高機能自閉症の人々との継続的な対話、さらに東京都発達障害者支援センターにおける相談が激増している高機能広汎性発達障害の人々やその家族からの深刻な相談などから、生々しい具体例を交えたお話をさせていただきます。1日目の午後には、本セミナーを主催する社会福祉法人嬉泉の幼児期、児童期、成人期の各療育支援施設から、それぞれが抱える課題を報告することで今回のテーマに迫りたいと思います。そして、今回は国の自閉症児者施策の方向を決める立場にある厚生労働省の大塚専門官から率直なコメントをいただけることになりました。2日目は、セミナー共同企画者であり児童精神科医である山崎より、「精神科医療」(とくに児童精神科医療)の現状と課題を提起することになりました。また、長年、自閉症の人たちの犯罪やその裁判、人権問題に精力的に関わってきている副島弁護士に、「ファンタジーの世界に住む自閉症者」の反社会的行動をどのように理解したらいいのかを具体的な事例を通してお話していただきます。さらに、ケーススタディにおいて、高機能広汎性発達障害の反社会的行動を示す臨床事例を通して理解をさらに深めたいと思います。最終日の3日目は、近年多方面で精力的にご活躍の田中康雄氏(北海道大学)に、さまざまな角度から取り組んでおられる具体的な事例を通して、広汎性発達障害の多様な現状と課題についてお話していただきます。そして、最後のシンポジウムにおいては、3日間を整理し、参加された皆様の実践的療育や支援の現場に少しでも参考になるようなヒントを提示できるようなまとめを試みたいと考えております。以上の趣旨と内容で今回のセミナーを企画しております。どうか、自閉症にかかわる幅広い多くの方々にご参加いただきたくご案内申し上げます。
開催要項(PDF)
※申し込み方法等は決まり次第掲載します。
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